小田和正の映画監督活動
・小田和正は、中学生時代に見た映画『ティファニーで朝食を』の主題歌で、
ヘンリー・マンシーニ作曲の『ムーン・リバー』に大変感動し、
初めてレコードを買い、「将来こんな素敵な仕事ができたら」と思っていた。
・小田和正の音楽と映像を融合させた表現にはオフコース時代から積極的に取り組んでおり、
当時としては珍しい、楽曲のビデオクリップ制作などに注力していた。
1992年、小田和正最初の映画監督作品となる『いつか どこかで』を発表。
全国ロードショウされたが、映画評論家には不評を買い、
セールス的にも成功とはいえなかった。
アルバム『sometime somewhere』はこの映画のサウンドトラック的存在として作られた。
1997年、一作目の映画製作時の体験を元に、
小田和正監督第二作目となる『緑の街』を制作、発表した。
この作品は映画会社配給ではなく、
全国のホールなどに上映機材を持ち込んで上映をしていく
「シネマ・ツアー」という公開形式をとった。
「歌手である主人公が映画製作を果たす」というストーリーが、
小田和正の実体験を元にさわやかな感覚で描かれており好評を得た。